51ページ 杵屋栄八郎さん(長唄三味線方)
1967年東京生まれ。幼少時から三味線に親しみ,1974年より杵屋栄敏郎師に師事。1980年に二代目杵屋栄八郎の名を許される。早くから天才としてその名を知られ,学生の頃より学業のかたわら歌舞伎公演などに出演,本格的に舞台活動を始める。東京藝術大学別科課程修了。
文化庁主催の中国公演,愛知万博,「ジャポニスム2018」などに出演,歌舞伎座や国立劇場で行われる日本舞踊,歌舞伎公演を中心に活躍している。とりわけ多くの舞踊家から全幅の信頼を得ており,日本舞踊協会公演では立三味線として活躍,絶大な人気を誇る。音色のよさに定評がある。